岡山県立笠岡高等学校
教育旅行実施時期
2025年6月
お話を聞いた方
- 教諭:福森先生
- 生徒:小玉さん
笠岡高校は、現代社会のさまざまな問題について深く学ぶことを重視しており、社会と通じた学内外での学修を大切にしているそうです。2025年度の修学旅行では、札幌でのコース別学習として国際性や環境、芸術など多彩なプログラムを実施されたということでお話をお聞きしました。
修学旅行の行き先が北海道・札幌に決まった経緯や時期について教えてください。
教諭:福森先生
飛行機の手配も考慮し、入学してすぐに北海道・関東・沖縄の3エリアの中でどこに行きたいか生徒にアンケートを実施し、美味しい食べ物や大自然のイメージがある北海道へ行くことが決まりました。中学校までに北海道に行ったことがない生徒が多かったことも行き先が北海道に決まった大きな理由でもあったと思います。


札幌での見学先はどのように考えられたか教えてください。
教諭:福森先生
国立大学への進学者も多いのでオープンキャンパスになかなか行くのが難しい北海道大学をはじめ、幅広いジャンルのコース別学習など、テーマを持って決めていきました。コース別学習では生徒の興味関心にこたえられるよう、国際理解やグローバルを感じられるJICA北海道の施設「ほっかいどう地球ひろば」、環境・芸術について学べる「モエレ沼公園」、農業等について学べる「えこりん村」の3コースを設定しました。
今回お二人が参加されたコース別学習の中で、印象に残った点を教えてください。
教諭:福森先生
今回私は小玉さんたちと一緒に、JICA北海道の異文化体験プログラムに参加しました。
普段から実施している探究学習に結びつくものも多く、例えば異なる文化への理解について学習している生徒たちは、施設見学のなかで研修生の方が使用しているお祈りの場を見学させてもらい、参考になったようでした。またプログラムの中ではJICAのエッセイコンテストについての紹介もあり、当校からも主体的に生徒が参加した中で、より学びが深まったのかなと感じました。小玉さんも、これまでの自身の学びも踏まえたエッセイをコンクールに提出し、国際協力特別賞を受賞しました。


生徒:小玉さん
プログラムのワークショップでは身近なスマートフォンを題材に、世界の色々な現状やフェアトレードなどの課題についてのディスカッションを行いました。
施設の展示では世界の民族衣装を着られるコーナーが楽しかったのですが、実際に海外の方が着ている服を着ることで、世界にはこうして自分と違う文化で生活をしている人がいるということの実感にもつながりました。
最後に、修学旅行全体や札幌の印象について教えてください。
教諭:福森先生
岡山から北海道は陸路で1700キロ以上離れているので、まず気候の違いを感じます。バスに乗って、バスガイドさんのお話を聞いているだけでも楽しく、座学での地理の勉強とは一味違う体験になると思いました。また、そのような広大な自然と、大きな街である札幌の距離が近いのも面白いと思いました。今回は札幌近郊でのアクティビティで自然を満喫した後、札幌では地下鉄などの都市機能を体験してみたり、世界にもつながる学習を行ったりすることで、バランスの良い修学旅行の行程になったのではないかと思います。もちろん食べ物がおいしいことと、選ぶのが大変なほどお土産が豊富で多彩なことにも、生徒は満足していたようです。


生徒:小玉さん
修学旅行では、地元ではあまりできない経験ができたのかなと思います。例えば、JICAを訪問したときに、日常であまり出会わないアフリカ系の方々からにこやかに話しかけてもらったのが記憶に残っています。普段何気なく英語を勉強しているのは、海外の人と話す道具を身に着けるためなのだなと改めて実感しました。
また、札幌の中心街が大きく綺麗だったことも印象的でした。自由行動の時間にラーメンなどを食べることはできたのですが、正直もっと周ってみたいところが沢山あるので、今度は自分たちでまた行きたいと思っています。